診療報酬でも点数化

医師に代わってデータを処理し患者をサポート

患者さんの親切で多忙な医師の負担を軽減することを目的に欧米をモデルに作られた新しい職種「医療クラーク(医師事務作業補助者)」は、医師の指示に従って、カルテや処方箋、入退院説明書などの作成の補助を行い、データ入力などの事務作業を行います。

医療クラークには、一定の医療知識と事務処理能力が求められ、医師と患者さんをつなぐパイプ役としての役割も期待されています。2008年から診療報酬で医師事務作業補助体制加算が点数化されたのを受け、徐々に配置する医療機関が増えてきました。

他の医療職と違い、特定の資格がないと業務が行えないということはありませんが、医療の専門知識が求められることから、医療クラークの養成コースを新設する専門学校や短期大学が増えて着ています。

似たような職種として、医療の質の向上や事故防止、経営改善、研究のために、コンピューターで診療情報を管理し、活用するために必要な知識を持った診療情報管理士です。

こちらも2000年に診療報酬で診療録管理体制が整備された病院に加算がついて以来ニーズが高まっています。この職種は日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神化病院協会からなる団体協議会と医療研修推進財団が認定する民間資格で、現在、認定者総数は約21,000人となっています。

診療情報管理通信教育(2年制)や養成高(専門学校や短期大学、3年制)で必修科目を履修し、認定試験に合格する必要があります。