狭心症などの重症心臓病を診ます

看護師や薬剤師などコメディカルとのチーム医療で治療にあたります

医師は大きく分けると内科医と外科医に分けられますが、内科や外科のなかにも様々な専門分野があり、循環器内科は心臓、大動脈、末梢動脈、静脈、肺動脈におきる病気が疑われる患者さんの診察と治療を行います。

以前は内科医は薬で、外科医は手術で病気や怪我を治療するという分け方が基本でしたが、近年は医療技術の進歩により、内視鏡に専門の器具を取り付けて、そのまま手術が行えるようになったので内科医も手術を行えるようになりました。例えば、循環器内科ではカテーテルを使った手術や心臓の弱い患者さんにペースメーカーを埋め込む手術を行います。

今日の医療は医師が単独で患者さんを診るのではなく、看護師、薬剤師、臨床検査技師、放射線技師、作業療法士など、様々な専門家と一緒に治療にあたる「チーム医療」が基本です。特に重い病気の患者さんや複数の病気を抱えている患者さんは、このチーム医療でないと治療は行えません。

チーム医療では内科医が主治医として中心的な役割を担うことが多いので、みんなをまとめていかなければなりません。治療のための専門的な知識や技術以外にも、チームや患者さんと信頼できる関係を築き上げるコミュニケーション能力も問われます。

また、最近は病気になってしまった人を治すだけではなく、病気にならないための方法を指導する役割も内科医に求められるようになっています。また病気の予備軍の人も病院に来ますので、薬を処方するだけでなく、栄養士や理学療法士たちとも連携して、食事両方や運動療法などで体調を管理するお手伝いもします。

勤務医の場合は、外来診療や入院患者の回診だけでなく、当直(全国の勤務医の平均は月2.35回)、事務作業、会議などがあります。他の診療科の医師や看護師、薬剤師などが定期的に集まって治療内容を検討する症例検討会(カンファレンス)も重要や仕事で、プレゼンを担当する場合には、参考資料を読みこんで簡潔にまとめ、みんなの前で発表したりします。

医師になるためには、大学の医学部、もしくは医科大学に入学して、6年間専門的な勉強を磨る必要があります。そして年1回行われる国家試験に合格すれば、医師免許がもらえます。免許取得後は研修医として内科や外科など様々な科で経験を積み、自分の目指す専門分野を決めてから医師として本格的なキャリアがスタートすることになります。